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哲学・倫理

長田弘の詩集『奇跡』からから読み解く人間の本質~超哲学入門一歩前~

長田弘の詩の一遍に神が宿る。それは生活の一コマの中にあった。季節を裏切らずに咲く花々に囲まれ、紅茶の香りを楽しむ。そんなささやかな働きの中に神は宿る。幸福は「無からのもの」という遜るものだけに帰結する。
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『哲学のおやつ』から読み解く人間の本質~超哲学入門い歩前~

はじめに『哲学のおやつ』はこどもから大人まで気軽に読める本になっています。様々なタイトルの中から、「知っていると知らない」は特におすすめの内容です。なぜなら、知ることによって、人は自由を獲得することができるからです。仮に人は自由でなかったな...
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絵本『さっちゃんのまほうのて』を通した人間の本質について~超哲学入門一歩前~

絵本『さっちゃんのまほうのて』を通した人間の本質について考えてみました。生まれつき手指が欠損した状態で生まれてきたさっちゃんは、けっして両親を恨むことなく、父親から言われた「魔法の手」を信じたくましく育っていきます。それはまさに神の力を宿した手だったのです。
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絵本『神様からの贈り物』からみた人間の本質~超哲学入門一歩前~

絵本『神様からの贈り物』からみた人間の本質について考えてみました。それは、一人ひとりの赤ちゃんが、それぞれに自律性をもって生まれてきます。同時にその実積生という働きが神の働きなのです。同時に神さまの贈り物なのです。
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『やさしいライオン』から読み解く人間の本質~超哲学入門一歩前~

『やさしいライオン』から読み解く人間の本質について考えてみました。このやなせたかしさんの作品は、アンパンマンを生む原動力になったといわれています。その基本的考えは、人をモノとして、もちろん動物も同じ、扱ってはならないというものです。本当の正義とは自分を犠牲にして人に尽くすというものだったのです。
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たった1枚の絵から見える人間の本質~窓枠に身を乗り出した農民の少年~

ムリーリョの「窓際から身を乗り出した農民の少年」から人間の本質について浮き彫りにしてみました。神は目に見えないが、絵画を通して光と影の写実から、神の出現を預言しているのかもしれません。
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トマス・アキクィナスから見た人間の本質~超哲学入門一歩前~

トマス・アキクィナス『神学大全』を通して人間の本質について考えてみました。人間はあくまでも未完であるため完全に向けて努力が必要だと説く。そのために生涯をかけて知恵を学ばなければならのである。
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『チリンの鈴』にみる人間の本質~超哲学入門一歩前~

『チリンの鈴』という絵本を通して人間の本質について考えてみました。それによると、母親を殺されたチリンは、「強く」なろうとそのオオカミに育てられるのです。弱いものを強さで支配するようになったチリンは、孤独に苦しみます。本当の幸せは「弱さ」にあることに気づくのです。
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宮沢賢治『ペンネンネンネン・ネネムの伝記』から読み解く人間の本質~超哲学入門一歩前~

宮沢賢治『ペンネンネンネン・ネネムの伝記』から人間の本質について考えてみました。親に捨てられ、奴隷という過酷な境遇から夢をあきらめずに立ち上がっていく姿は、苦しみということが存在の内にあり、それを背負ってはじめて、幸福の働きが現れるのように思われます。
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アウグスティヌス『告白』から見える人間の本質~超哲学入門一歩前~

アウグスティヌスの告白を通して人間の本質について考えてみました。人間はいかに弱く、しかもみじめなものであるかを自覚しなければなりません。そこからしか、人間の傲慢を理解する道はありません。