哲学・倫理

ラ・トゥール『大工のヨセフ』に見る光の本質~超哲学入門一歩前~

ラ・トゥール『大工のヨセフ』に見る光の本質について考えてみました。暗闇を照らす光は、盲目な人間には何が良いのかさえ分からりません。その導き手が神であり、光なのです。
哲学・倫理

ジョシュア・レノルズ『幼子サムエル』から見る人間の本質~超哲学入門一歩前~

ジョシュア・レノルズ『幼子サムエル』の絵画を通して人間の本質について考えてみました。人間は大人になればなるほどエゴは大きくなるだけでなく、そのエゴから一歩も抜け出せなくなるのです。子どものように低みに立つ者だけが神の恵みに満たされるのです。
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ケニントン『孤児たち』に見る人間の本質~超哲学入門一歩前~

ケニントンの『孤児たち』に見る人間の本質について考えてみました。「孤児たち」こそが「絶対の他者」であり、かけがえのない人たちなのです。なぜなら、最も虐げられた小さなものに神が宿るからです。
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ムリーリョ『犬を連れた少年』に見る人間の本質~超哲学入門一歩前~

ムリーリョの『犬を連れた少年』を通して、人間とは何かを考察してみました。18世紀スペインのセビリアには孤児たちが大勢いました。裸同然で暮らした彼らは、強くたくましく生き抜いたのです。その原動力こそ、プットの力だったのです。
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絵画『ディオゲネス』を通してみる人間の本質~ジュール・バスティアン=ルパージュ~

絵画『ディオゲネス』を通して、人間とは何かを考えてみました。そのことによって、人間はいかに強欲である反面、傷つき易い弱さを抱えて生きているかがわかります。ディオゲネスは地位や名誉や財産だけでなく、命までも差し出している本当の強さを見せているのです。
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『めくらの乞食』に見る人間の本質~ジュール・バスティアン=ルパージュ~

『めくらの乞食』の絵画を題材にして人間の本質に迫ってみました。人間の本当の姿とは「めくらの乞食」のように最も弱いものです。なぜなら、ただ我欲によって名誉だとか社会的地位だとかを着飾っているにすぎないのです。
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『お手上げだ』1枚の絵から見える人間の本質~ジュール・バスティアン=ルパージュ~

『お手上げだ』から読み解く人間の本質について考えてみました。この絵はちょうど産業革命の只中のパリが舞台です。浮浪児が町を闊歩した時代でもあります。あらゆる困難にもめげず、たくましく成長するありさまは人間であるとは何かを示唆しているようにも見えます。
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オレノ=ドーミエ『三等列車』から見える人間の本当~超哲学一歩前~

ドーミエ『3等列車』を題材に、人間の本当の姿を追い求めてみました。最終的にはフランス人権宣言にたどり着くというものです。人の貧しさ、無力さを愛の形に変えていくというフランスの力強さを感じます。
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ミレー『晩鐘』から見た人間の本当~超哲学入門一歩前~

ミレーの『晩鐘』を通して、人間の本当の姿に迫ってみました。ミレーにとって、絵を描く活動は、最も神聖で、神の働きとともにあることの心地よさだったのかもしれません。絵を描く作業は、人間の最高善(幸福)の活動だったのでしょう。
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ミレー『落穂拾い』から見える人間の本質~超哲学一歩前~

ミレーの『落穂ひろい』を通して、人間の本質に迫ってみました。貧しい寡婦とその対象に富める大地主が背景に映し出されています。その較差は偶然の産物ですが、富める者よりも貧しい者の方が心は豊かであるという真実が隠されているのです。